ガラスの仮面の美内すずえさん絶賛!
(文 美内すずえ (漫画家))


ぶんりき文庫 「卑弥呼」

 彼の声には縄文の響きがある。小さな舞台の空間で、
初めてその響きに触れた時、遠い記憶の彼方にある
"何か"が呼び醒まされるような気がした。
遥かな遥かな・・・・・・あれは何だろう。本来人間が持っ
ていたはずの根源的な生命エネルギー。大自然と向き
あい、その恵みに感謝しながら生命を育んでいた縄文
の霊性と野性と叡智。卑弥呼の登場はその「縄文」の
時代が終わったことを、その死は「弥生」の始まりを私達
に、はっきりと思い知らせてくれる。王権による支配。
やむことのない戦さ。生と死を繰返し、人が生きるとは
何なのか。そして今、卑弥呼の孤独は縄文の響きに
よって語られる。
「神はいずこにおわすのか いずこにゆけば会えるのか
神の涙を知る者に 神の扉は開かれる」

「卑弥呼」(定価:本体505円+消費税)
 著者 中島 淳一
 発行人 野村 喜久
 発行所 株式会社彩図社
(TEL03-5985-8213)

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