宮本 武蔵
地水火風空を生きる
「五輪書」より脚本・演出・出演 中島 淳一
兵法の真髄
この世界において誰か得ん
おのれこそは極めんとしかと決断し
朝に夕に火の如き熱意をこめて
鍛錬し技を磨けば
おのずと奇跡があらわれ
神通力を得る事ができる
戦国時代末期から江戸時代初期を生き抜いた宮本武蔵の姿は、自ら著した『五輪書』を通してグローバリ
ゼーションという乱世にあえぐ現代人にひとすじの光を与えるものである。学者の手によって書かれたもの
ではなく、現場を知る実践者の魂の叫びだからこそ激しく揺さぶられるのである。この点では中国・春秋戦
国時代の兵法家孫武の著『孫子』、夢幻能を確立した世阿弥の『風姿花伝』も然りであろう。今宵、果たして
武蔵は私の独り芝居の舞台に真実の姿をあらわしてくれるのであろうか。
中島 淳一
また、今回の初演において独り芝居公演後、
野田流「二天一流」第21代目師範、荒木章
博氏による剣技の披露が行われました。